防犯ボランティアの種類

防犯ボランティアの組織形態については、自治会主体のボランティア組織と、有志によるボランティア組織の、2パターンは少なくともあるようです。前者の場合、高齢者が主体であり活動も何人かでパトロールを行ったり子供の通学見守りであったりと地道な内容も多いようです。
防犯ボランティア組織は、自主的に組織ですから、地域内で複数の団体がすべて情報を共有し連携して動くわけでもないだろうなと考えていたところ、タイムリーに以下の記事を発見しました。

東京都が、防犯ボランティアが地域の犯罪や不審者情報をどう入手しているかについて、2016年3月にアンケート調査を発表しています。

◆地域の防犯ボランティア 「口コミ」重視、進まないネット活用/BuzzFeed Japan 3月29日(火)11時16分配信

>東京都は3月28日、防犯ボランティアが地域の犯罪や不審者に関する情報をどうやって入手しているのかについての調査結果を公表した903団体を対象にしたアンケート(回収率67.6%)

1位:近所(口コミ) 49%
2位:交番・警察 39%
詳細はこちら↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160329-00010002-bfj-soci

>口コミも大事な情報源ですが、不正確な情報が流れてしまうことがあります。

と記事内にもあります。このあたりの運用もあやういのではないでしょうか。検証せず尾ひれはひれをつけて不審者情報がでまわる可能性はないでしょうか?

そして世の男性は、不審者扱いされることをおそれだしてきたのではないでしょうか。
◆迷子に「どうしたの」と声かけるべきか 「不審者」扱い怖く
http://girlschannel.net/topics/83287

なぜ店員の態度はああなのか?

この防犯ネットワークによる過剰監視についての体験談をみるかぎり、

・おおむね交番の警官は普通の対応
・制服警備員は場所にもよるがそれなりに抑えた監視(一部悪名高い某モール他は除く)
・パトカー、救急車とはひんぱんに遭遇。
・郵便局にいくと対応者の後ろに上司がすっとんできてはりつく。
・電車にのると車掌がチェックに、駅TCに入ると警備員がみまわりに。

ほかにも、当事者にとってみれば体験比で異常事態だと感じることが次々に起きます。
しかしそれでも警備員警官は、まだポーカーフェイスのことが多い。

これが、ショップ店員や民間ボランティアのふるまいとなると、
・買い物にいくと店員からニヤニヤされる。
・店員が見下し嘲笑するような態度をとるor露骨に無愛想になる。
・防犯ボランティアとらしき人がつきまとう上通行妨害(自転車で通行方向へ回りこむ他事例多数)。

などなど、防犯という正しい目的で行うにしても、多数の『陰湿なふるまい』が指摘されています。

普通に考えれば、実際の危険人物にこのような態度は誰もとれません。要は一目で相手が報復などしそうにない弱者だとわかるからできるのでしょう。人はなめている相手に本性だしがち、です。もし、これがマニュアルに沿った行為だとしたら、その陰湿なマニュアルをぜひみてみたいものです。

それにしても小売業界がなぜこんなリスクある行動をとれるのかが不思議です。

『あの店は、ちょっとしたことで人を万引き犯扱いするんだよ』
『あの店って、店員がにやにやして感じ悪い。すぐ店員が付いてくるのよね』
『あの店で万引きうたがわれたら、顔認証システムに登録されて全国に情報まかれるのよ』

なんて評判が噴出してくればネット社会でその拡散をとめることはむずかしいでしょう。
対象者だけに無礼な態度をとっているつもりで他顧客も気づくはずなのに。

ようは、悪いやつ(でも弱っちい)をみなで監視するという防犯活動を、楽しむ人たちが出てくるのだと思います。この傾向については(生活安全条例と防犯パトロールの危険性)、以前から識者も指摘しています↓

■防犯パトロール活動の問題点 P7参照

>多くの人とは異なる生活リズムやスタイルの人々が「不審者」として扱われてしまうという問題が
ある[「生活安全条例」研究会編 2005: 35-6]。 防犯パトロール活動が,
住民同士の和気あいあいとした雰囲気の中で,エンターテイメントとして消費されるという奇
妙な現象が発生している。こうしたパトロール の当事者たちを「エンターテイメントを
楽しむ見物客」と呼び,無邪気に治安管理を社会に招き入れていると批判している。
URLはこちら↓https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/35089/1/ShagakukenRonshu_18_Motoyanagi.pdf

不審者登録されてしまうとどうなる?

さて、この防犯ネットワークに登録されるとどうなるでしょうか(※よくある匿名不審者情報とは別です)?
たとえば、ツカサねっとの記事ではこのように書かれています。

>防犯パトロールの違法行為は尾行や監視にとどまらない。
たとえば、対象個人が生活に必要な物資を購入するために店舗に入ると、そこの店員に防犯パトロールの要員が警戒するように「密告」して歩く。そのまま信じた店員は対象人物をあたかも「万引き犯罪者」のごとくひそかに、あるいはあからさまに尾行して付いて来る。
>その活動に加えて、警察の生活安全課が地元のライフライン企業と「防犯協力覚え書」という形の協定書を取り付け回っている。宅配便や市役所、電話会社などもそうであり、~略~

など、店にいけば万引き犯あつかいされ、市役所ほか公的機関でもその情報が共有され、いたるところで警戒されることになります。

しかも、これが検証されていない情報。
>防犯パトロールの問題性は、(中略)警戒対象人物への情報は、そもそも警察サイドからのもので検証されていない。

実際、不審者登録されたと思われる個人の体験談は、ネット上には山ほどアップされております。
一例として、わかりやすくかつ最近の例ということで、以下、花水木法律事務所および顔認証被害者の会blogの書込みを転載します。
http://mitonayon-kaoninsho.cocolog-nifty.com/facerecognition01/2016/01/part2-5b8b.html

以下転載-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
◎顔認証システムによる違法な悪質冤罪登録をされ、人権侵害ハラスメント被害を受け”一家心中”に追い込まれています。  (2016/03/11)
※はじめに。
●私は神に誓わずとも、生まれてこの方、人の物を盗んだり傷付けたりした事は一度もございません。
●ましてや正当な理由無しにクレームを小売店などに伝えた事はございません。
●ならびに店内(施設内)での暴行、暴れや大声などの反社会的な行動はとった事がございません。

①現況の報告。
●約二年ほど前(2014年ごろ)から…妻や子供に「お父さんと買い物に行くと店員さんの動きが何だかおかしいね」と言われるようになりましたが、その頃の私は「お父さんは見た目が怪しいからね、アハハ」などと笑い飛ばして気にしていませんでした。また、その頃は、「ショッピングモールとそのグループ系列での出来事でした。
●約一年前(2015年)からその店が増え始め、今では家近辺は当然の事、県を越えて、入店先々で同じような行為を受けています。さらには子供連れ年寄り連れの時まで、個人商店や病院や市役所、公共施設、取引先の会社まで警備員に張り付かれるなどの被害を受けています。
●まだ小さい子供は店によって怖がって行きたがりません。(買い物が大好きだったのに)
●介助中の87歳母親が唯一の楽しみだったスーパー等での買い物が脅かされています。
●子供のいじめ(誹謗中傷がある)を確認。一月で辞めてしまうパート従業員やアルバイトの噂話を完璧に禁ずる事などできません。また誰が見ても一目瞭然な付き纏い等のハラスメントを他客が気づかぬはずはありませんから小学校PTAやご近所に知れ渡る事は確実。
●仕事にはすでに損失が出ていて、取引先で警報が発令されますので今後離職に追い込まれるのは時間の問題と予測します。
●今後失職すれば再就職は無理です。このシステムが何処へ行っても作動しますから、子育ても母親の介助も出来なくなり、”一家心中”に追い込まれる事は間違いありません。(冗談ではなく)

②人権侵害ハラスメントの具体例。
◆各店舗、施設での異常な付き纏い◆無視◆しかと◆睨み付け◆誹謗中傷◆店員による囲み、付回し◆店員または複数店員によるじろじろと顔確認◆強勢的にドアを開け(バーンと大音)大声で「いらっしゃいませー」通常客には支払い終了で「ありがとうございました」に変わりますが、車に乗るまでこの「いらっしゃいませ」が続きます。◆荷物台車やカートを軽めにぶつけられたりする◆粗相を装っての水滴かけや雑巾などの汚れ物を付けられる◆警備員や警備会社配下の清掃員による威嚇行為(各販売店・病院や市役所で付回し、全速力で追いかけ通り過ぎで威嚇など施設の体質上ありえない所業)などなど・・・ (ハラスメントの基本概念として加害者側に意識は無くとも被害者の意識次第で成立するものである。例・いじめ・セクハラ・パワハラ等々)

※これらは全て悪質顧客(万引き・クレーマー・暴行)を威嚇して追い出したり警察逮捕に持ち込むマニュアル通りの動きで、全く事実無根のでっち上げ登録をされてしまった私たち家族にとっては単なるハラスメントで※断じて許しがたい組織ぐるみの集団いじめ。犯罪行為にあたります。※対象が本物の犯罪履歴者であっても違法です(幸福追求権・憲法)。

③問題点。
●登録された経緯については不明で、反社会的なことはした事がありませんので全く事実無根。インターネット検索では同様の被害者はかなり多く、運用者のずさんな管理意識が浮上していて、「顔や話し方が気に食わない客」「上司とのストレス解消」「クレームをつけた客全員」「怪しく見える客全員」を血祭りにあげるなどの話も聞きます。
●開発メーカーによればデータは180日で自動消滅、また登録の基準については、「万引き常習犯」「悪質なクレーマー」「暴力暴行」などの行為があった場合に本人同意を得て、としていますが「万引き常習犯」なら捕縛せねば判明しないはず、また「クレーマー」の基準は金品の要求や暴行と土下座要求などほとんど犯罪行為にあたる場合としているにもかかわらず、冤罪被害者が情報共有の同意書も無しに日々増加している。

注)悪質クレーマーの基準がほぼ犯罪者に設定されている訳は、先天性の障害で”乱暴な口調””怒りやすい性質””自閉症”などの障害者の方たちを保護するための目的です。

④計り知れない憤り まとめ
●※防犯の手段にハラスメントを行うのは犯罪です。アルバイト店員や一月で辞めてしまうパート従業員の口止めや、他客に一目瞭然の付き纏い等を行っておきながら”噂”の拡散を防げるはずがありません。すでに誹謗中傷は始まっています。
●被害を受けている店は何れも元々は気に入ってよく通っている店で、「いつもお疲れ様」や「さすがプロに聞いたほうが早いね」「いつもありがとう」など、労いや感心をこめて声掛けしていて店員とも友好的にやっていたのに、その店で何もしていないにも関わらず突然、人権侵害ハラスメントと言う理不尽な態度にあい、人間不信に陥っています。
※これからの社会や日本人はどうなってしまうのだろう…と大変危惧しております。

◎夫婦で万引き犯なら聞いた事がありますが、よぼよぼの年寄りや小さな子供連れの一家総出の万引き犯など何処かにいるのでしょうか?

※店・施設側は「財産を守る権利」「防犯」を掲げているが、こちらにも「個人情報保護法違反」「人権侵害ハラスメント」「幸福の追求権(買い物の自由)」「平等に医療や公共サービスを受ける権利」「命を守る権利」等々と憲法・刑法・民法のどの角度で切っても、またどの方向に転んだとしても、このシステムの悪運用が違法であることに間違いありません。
●※私が犯罪者である物的証拠が在るならば、それを開示することで、でっち上げの同意書などの存在こそが確たる潔白証拠となるはずです。また私へのハラスメントも防犯カメラに録画されているはずで、それが何よりの潔白証拠となり、その部分だけを消去してしまえば明らかなる”故意””悪意”の証明となるでしょう。
●私の車ナンバーや氏名、住所、電話番号が顔データに添付されているならば、「個人情報保護法違反」は確定である。
●私はこれからの人生の全てをかけてこの恐ろしくまがまがしい事案と戦わねば、”一家心中”の道しかありません。(冗談ではなく)

●※最後に、犯罪者をあぶりだす為にその何倍もの冤罪被害を起こす、いわば犯罪に犯罪で対抗するような防犯システムは社会悪であり、この日本という先進法治国家で許されるはずは無いと信じております。

投稿: | 2016年4月13日 (水) 22時23分

以上、

防犯ネットワークという名の網の目ももらさないような自動追尾システムにのることになります。
一家心中という言葉がでてきますが、この仕組みが別名『自殺強要ストーキング』と呼ばれていることが理解しやすい事例です。

追記/2016年10月より「顔認証システム冤罪被害者の会」さんでは、change.or.jpで国に法整備を求めていくキャンペーンを開始しています。

・深刻な人権侵害を生み出す顔認証防犯システムに法整備を。
https://www.change.org/p/%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%AE%89%E5%80%8D%E6%99%8B%E4%B8%89%E6%A7%98-%E6%B7%B1%E5%88%BB%E3%81%AA%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E4%BE%B5%E5%AE%B3%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E5%87%BA%E3%81%99%E9%A1%94%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E9%98%B2%E7%8A%AF%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%AB%E6%B3%95%E6%95%B4%E5%82%99%E3%82%92?recruiter=612153410&utm_source=share_for_starters&utm_medium=copyLink

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